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全国模試の偏差値

高校が採用している全国模試の偏差値を基にはじき出された合否評価(A〜Eの五段階)を重視した志望校選択では、「この伸びる可能性分」は一切、加味されていません。言うならば、現役生は、発展途上の実力(偏差値)を基に、受験校の選定をさせられているわけです。また、高校によっては、「現役合格」の実績を重んじる余り、可能性に賭ける冒険は避け、ランクを下げた安全第一の選定を生徒に強いる場合も見受けられます。現役生に「学校の言いなりに、大学を受験するな」とは、言いませんが、可能性を信じて、先生が勧める大学にプラスして、もう一つ上のレベルにも挑戦するのも、悔いを残さない受験法の一つとアドバイスしたい。挑戦心を持つことは、残された三ヵ月で、本当の実力を伸ばす原動力になるからです。一方、浪人生にとっても、無縁な話ではありません。実力が未知数の現役生を相手に、全国模試を照準にしてきた浪人生か、偏差値が高いのは当然の理。仮に、A(ほぼ合格)やB(もう少しで合格)の評価に安心し、モチベーションを下げると、取り返しのつかない事態も。マラソン同様に、受験も勝負の分かれ目は、苦しいゴール直前の競り合いです。

力がないのに受かることはない

力がないのに受かることはないのです。たとえ、万が一受かったとしても、「まぐれ」なら、入学後に「ついていけない」「落ちこぼれる」という悲劇が待っています。親としては、「まぐれ」で受かることを期待してはいけません。ましてやコネなどの裏技で合格を手に入れようなどと動くことは厳禁です。人生で最初の大きな舞台で親の裏技に頼った子は、今後の人生においても肝心なときに親の裏技を当てにするようになってしまいます(子どもにわからないように動いても、いつかはばれるものです)。本人は、小学校での自分の役割をきちんと果たしながら、ひたすら実力をつけることだけを考え、親は、本番当日わが子が自分の力をきちんと発揮できるように環境を整える。あまりにも情報過多になり、右往左往しているお母さん方の姿を目にしていると、そんな素朴な受験生活でいいように思えてきます。「自分の力で正々堂々と戦う」これこそが親が教えられる最高の姿勢ではないでしょうか。

自分の受験勉強

自分の受験勉強は塾に行くとどうしても少なくなってしまいます。しかし、それは塾で出された宿題や予習・復習をやることで充分補うことができます。自分なりの受験勉強の時間をどうしてもとりたい人は、日曜日とか春休み、夏休み、冬休みなどの長期の休暇を利用するようにしてください。なお、受験生でないならばもう少し学習時間は少なくてもよいと思います。塾の先生などの意見を取り入れて、自分に合った計画をきちんと立てられるようにすれば、必ず受験にも成功するはずです。たとえ塾にいっていても、すべて塾に頼る受け身的な態度ではなく、自分から積極的に学習計画を立てる態度で臨むことが、塾を賢く利用する際大切なことの1つなのです。